【雨宮灯璃】五常と五倫は現代にどれほど通用するのか

雨宮灯璃

こんにちは。
横浜中華街の占い館老上海の雨宮灯璃です🐼
今回は思想強め!?な内容です。
別に無理に押し付けたいわけじゃありませんのでお気軽に読んでみてくださいね。

私はお客様を占うなかで、イーチンタロットという易をもとにした占いをしています。
易について調べていくと儒教の教えである五常と五倫や朱子学に辿り着きます。

そこで今回は五常と五倫についてと、
現代人に取り入れることはどれほど可能か?
について熱く語っていきたいと思います。

儒教とは

儒教とは、孔子を祖としてできた思想体系です。
始まりは紀元前6世紀頃の中国。
その頃の日本はだいたい弥生時代。
社会秩序や道徳を促す考え方です。

五常について

儒教の主な教えに五常というものがあります。
五常とは

  • 仁 他者への思いやりや愛情
  • 義 正義や道義を守る
  • 礼 礼儀を重んじる
  • 智 知識や知恵をもつ
  • 信 誠実であること

簡単に書くとこういう内容です。
日本でも武士のイメージといえば同じような感じに思えますよね。古き良き侍魂!
現代人も取り入れることができる大切な考えです。
そして日本人の多くは共感ができる内容ではないでしょうか。

とくに「権利を主張する前に義務を果たす」が座右の銘の私にとっては響くものがあります。

五倫

五倫とは、儒教における人間関係の基本的な倫理観です。

  • 父子の親 父と子の親愛の情
  • 君臣の義 君主と臣下の正しい関係
  • 夫婦の別 夫婦の役割の違い
  • 長幼の序 年長者と年少者の秩序
  • 朋友の信 友人間の信頼

実は3歩下がる奥ゆかしい女性に憧れてる私ですが、
これは流石に現代に全部取り入れるのは
難しいと思うんですよね。

現代ではシングルマザーさんもいるし、
年功序列から実力主義へと移り変わり、
夫婦共働きが進んできました。
男性が命をかけて家を守る時代だからこそ、
成り立つものでしょう。

もし現代に孟子が生きていたら

ロジカルな人に、もし〜だったら、
なんて言ったら意味のない話だと思われるかもしれませんね。笑

しかし、それでも思ってしまうんですよ!
この平等が主流の世の中にどう教えをとくのか…。
戦をし国土を広げ、命をかけて生き抜くからこその
序列や倫理観だったと思うんですよね。

もし現代に生きていたら、もっともっと中庸の方がプッシュされて、また違った教えになったのではと考えてしまいます。

それでも、儒教を現代で取り入れるのであれば

男性としての役割を求めるなら、まず自分が女性としての役割をしているか。
親孝行を求めるなら、自分が親孝行できているか。
部下に忠誠心を求めるなら、自分が徳をもった行動ができているか。

己を振り返る必要があるのでしょうね。

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