山吹海帆先生やまぶきみほ

占いというとみなさんどんな印象を持つでしょうか。未来を全て見通す力、運命の人を教えてくれる力等など。
私にとっての占いとは、生きていく方向を決める時の良きアドバイザーです。もちろん、未来を見る力があるからこそ、出来る事です。

私と占いの出会いはかなり早かったです。小学校低学年までとても身体が弱く、自室から外をながめて暮らすことが多かったので、たくさんの本を読む毎日でした。(約半世紀前のことなのでビデオもスマホもありません)童話や物語の中に出てくる魔女、魔法使い、そして見知らぬ外国の登場人物たちはいろいろな占いで未来を占い、主人公たちを導いたのです。その力は幼い心に印象強く残りました。

占いは病気ばかりの自分を自由にしてくれるかもしれない、と言う期待。
幸い、その後人並に健康になったので、占いには何となくの興味を持ちつつもそこまでのめり込むことはありませんでした。

本格的に占いを始めたのは高校生の時。周囲との付き合い方などで悩んでいた私はろくに勉強もせず、成績も低迷。放課後も部活すらしないでふらふらとしてました。自分の未来に期待も持てず、当然、進路も将来の夢もなにもありませんでした。
そのタイミングで本屋で偶然、タロットカードを見つけたのです。今から約40年前、今のようにタロットカードは簡単に手に入らなかった時代。今にして思うと運命の出会いでした。

絵ばかりの78枚のタロットカード。ですが、このカードで占いをすることで、自分の今の心の状態、周囲の状況を鮮やかに答えとして、そしてこれから自分がどうしたらいいのか、その答えを出してくれました。それは、とても明確なもので、時には甘えていた自分を叱ってくれ、くじけそうな自分を励ましてくれるものでした。自分で占った結果ではありますが、占いが導いてくれた答えによってだんだん、精神状態も落ち着いてきて、学業に集中できるようになって行きました。人間関係には苦戦したものの、大切な友人を得て無事に高校を卒業し、大学に進学することができました。

初めて他人に占いをしたのはこの頃、アルバイト先の先輩の悩みに占いで答えを出しました。その当時もタロットカードで占いをすることそのものがめずらしく、食い入るようにカードを見ていたことを今も覚えています。悩みの内容はとても深刻なもので、私も自分なりに全力で占って答えを出しました。夢中で占ったあと、この時にいつもは怖かった先輩に泣いて感謝されたことが私の占い師としての原点です。

その後、数秘術、占星術などいろいろな占いを習得していきます。とはいえ、その時は占いのプロになるつもりはなく、大学卒業後は名前を言えばほとんどの人が知っている大企業でIT系のエンジニアとして働いていました。転機が訪れたのはさらに10数年後。病気がちな家族を抱え、仕事を続けることが難しくなった時に、それまで趣味だった占いを仕事にすることを決断しました。
決断してから2年ほど、プロの占い師の元で一から勉強し直して、十数年の独学分にさらに磨きをかけ、占い師としてデビュー、以来20年以上にわたり、多くの人を占わせてもらいました。
メディアにご縁をいただき、アイドル、お笑い芸人、元オリンピック選手、アナウンサーなど、多くの方を占う機会をいただいてます。

占いは10代の悩める自分を支えてくれました。そして、その後占った人たちの進む方向を照らし、導き、一緒に悩みを解決する方法を探し求めてくれました。それほど、私にとって大切なものです。
私の名前、海帆は海に浮かぶ帆(船)の意です。

人は自分の人生という大海原を進む船を操舵する船長です。そして占い師は運命の水先案内人です。人は誰でも自分の人生の主役です。ですから誰かの言いなりになる必要はありません。(時にここを勘違いしている占い師がいますが)

あなたには、あなたの人生を堂々と進んで欲しい、と思っています。ですが、その船は時にとても孤独です。判断に迷うこともあるでしょう。嵐にあって座礁するかもしれない。迷子になるかもしれないし、遭難する可能性だってある。
水先案内人としての占い師は、そういうリスクや判断に困ったときのために存在します。あなたの進んだ方が良い方向を占います。もちろん、それはあなたが人生に何を求めて進もうとしているのか、そのお話をしっかり聞いてからです。あなたの人生はあなたのものですが、その相談役として占い師は存在しています。
あなたの人生の進路にお困りの時、遭難しそうになっている時は、ぜひ、占い師を訪ねてください。
あなたの人生という海路に、幸多からんことを。


~主な鑑定内容~
西洋占星術
ジオマンシー
トートタロット
数秘術
手相